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THE世界大学総合ランキング2015/16 解説記事<その2>THEランキング傾向

The Times Higher Education THE世界大学ランキングの特徴 World University Rankings 2015/16
解説記事<その2>THEランキング傾向

THEランキング傾向

10月1日に発表されたTHE世界大学総合ランキング2015-2016と半月ほど前に発表されたQS世界大学総合ランクキング2015-2016を比較すると前回触れた両ランキングが高く評価する大学の傾向の違いが見えてきます。2つのランキングの傾向を分析するために、国別ランキング大学数を作成してみました。

国別ランキング 順位カテゴリー別大学数の比較

図1:THE世界大学総合ランキング 国別ランキング大学数
順位カテゴリー
1位~20位000文字通り世界のトップレベルの大学
21位~50位00準トップレベル。地域のトップレベルのグローバル型大学
41位~100位0世界レベルの強みをもった学部(学科)をもった(準)グローバル型大学

THEランキング国別ランキング

図2:QS世界大学総合ランキング 国別ランキング大学数
順位カテゴリー
1位~20位000文字通り世界のトップレベルの大学
21位~50位00準トップレベル。地域のトップレベルのグローバル型大学
41位~100位0世界レベルの強みをもった学部(学科)をもった(準)グローバル型大学

QSランキング国別大学ランキング数

参考までに評価の傾向比較を以下の表にまとめました。

表3:両ランキング評価大学の傾向の違い
比較
THE世界大学総合ランキング 評価の変動についての解説

THEランキングでは、100大学中USAの大学が39(対昨年度6減)、UKは16(同5増)ドイツは9(同3増)オランダが8(同2増)。 全体的にはUSAの退潮、ヨーロッパ勢の復活傾向があるというところでしょうか。

USAで堅調なアップランキングとなっているのは、カリフォルニア工科大【1位←1位】、 マサチューセッツ工科大学(MIT)【5位←6位】、ジョンホプキンス大学【11位←15位】、 カーネギーメロン大学【22位←24位】をはじめとする理工系、生命科学系の強い大学です。一方でリベラルアーツ色の強い大学が総じてランキングを下げています。

ヨーロッパ各国に関していえば、専門大学の制度(大学は専門課程のみ)に対する高い評価があり、理工系、生命科学系の強い大学が高い評価となり、アップランキングとなっています。

スイス連邦工科大学チューリッヒ(ETH Zurich)【9位←13位】、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)【14位←22位】、エジンバラ大学【24位←36位】、王立カロリンスカ研究所【28位←44位】(スウェーデン)、デルフト工科大学(オランダ)【65位←71位】、ミュンヘン工科大学【53位←98位】 等の理工系、生命科学系のリサーチの強い大学がランキングを上げています。

経済学やマネジメントの領域の専門性が高い ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)【23位←34位】、国際政治学等の分野で抜群の強みを発揮する自由ベルリン大学【72位←81位】、マーストリヒト大学(オランダ)【88位←101位】もアップランキングしています。

加えて、上記の中の英語圏以外の国の大学では、修士以上の課程は英語での履修コースが増えており、それが教授陣、研究者と学生の多国籍化を推進、ポイントアップにつながっています。

(続く)

関連サイト
THE世界大学総合ランキング2015-16:THE World University Rankingsはこちら。
THE世界大学総合ランキング2015/16 解説記事<その1>完全に失速した日本の大学はこちら。
QS世界大学総合ランキング2015/16:QS World University Rankingsはこちら。
QS世界大学総合ランキング2015/16 解説記事:ランキングに異変が起こっている!①はこちら。
QS世界大学総合ランキング2015/16 解説記事:ランキングに異変が起こっている!②はこちら。
QS世界大学総合ランキング2015/16 解説記事:ランキングに異変が起こっている!③はこちら。
QS世界大学総合ランキング2015/16 解説記事:ランキングに異変が起こっている!④はこちら。

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オービットアカデミックセンター 代表 後藤敏夫

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